2006年07月09日

蠅。

さっきから私の周りを飛び回っている。
羽音が耳障りで落ち着きなく、私の神経を逆なでする。

私のこの腐った肉を狙っているんだろう。
爛れて黒くなったこの肉を。

縫った部分を引きちぎって曝しだすと、
蠅は何度も頭の上で旋回した。

私は傷口に指を差し入れ、何度もかき混ぜた。
血が飛び傷口の周りを少しずつ赤くする。
膿の臭いがする。

黄色っぽく濁った膿と血が混ざって異臭がする。
蠅はやっと私の腕の先に止まった。
手で頭を撫で、神経質な動きで傷口へ寄り付く。

食事をしながら卵を植えつけるつもりなんだろう。
私の中からこの蠅との子供が生まれるんだろう。
私の肉を食い私の血をすすり、大きくなるのだろう。

だが私は爛れた肉にありつこうとした蠅を叩き潰した。
ぶちゅっと小さな音がすると、
手のひらには黒っぽい小さな塊と、
その塊からはみ出た薄黄緑の液体。


私は黙ってそれを傷口に押し当て、また縫い合わせた。
その内もっと酷く腐りはて嫌でも虫が沸くだろう。

愛などありはしない。
そこにあるのは欲だけ。

私は嘲笑気味に部屋の中を見渡すと、ゆっくりと瞼を落とし、
眠りについた。
posted by ユーキ at 17:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 黄昏 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月03日

Good bye


もう疲れたよ
君の「待ってて」は長くって
私はそこで一人ぼっち待ちぼうけ
君から来る詫びの電話
着信音が鳴るたびに私はため息を吐く

「後もう少し」
「まだもうちょっと」
「すぐに行くから」
「お願い待ってて」

もういや 疲れた
こんなに月は明るいのに
こんなに風は冷たいのに
こんなに人は通り過ぎるのに
私一人ここにいるんだ


ねぇ

ずっと待っていられるほど
私、気は長くないよ・・・

優しい人に声をかけられたら
「一緒に行こう」と誘われたら
私きっとついて行っちゃうよ

ねぇだから

Good bye

最後の言葉
私の口から言わせないで

posted by ユーキ at 19:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 黄昏 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月07日

あたしのからだ


耳のがぱちちと

壊れていくのが

ガラスだまのような目から

見えているの


耳の奥からぱちぱちと

あたしの脳細胞が死ぬ音


どこから

どこまで

このからだ



あたしのものなのでしょう?
posted by ユーキ at 21:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 黄昏 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月17日

子供の主張

何でも出来る人間になんてならなくてもいい。
大人に振り回されるいい子になんてなりたくない、
そう親に正面切って言ってみたい。
むしろ世の中の「大人」に分類される人間に、だ。

俺達は「子供」である前に一人の「人間」であることを忘れないで欲しい。
面倒見てやってるんだみたいな顔をしないでくれ、
だったら産んでくれないほうが幸せだった。
「産まなきゃ良かったのに」なんて、俺達は言わないのに、
「義務教育だから」みたいに言わないでよ。それは反則ではないだろうか。

自分達で産み育てると決めた命を、
「仕方がない」ように扱わないで欲しい。
その顔を見て育った子供がどうなるか、親は理解してるんだろうか。
よく考えるのは子供もだが、
育てる側にも問題があるんだと気付かない限りは、
一生子供に尊敬される事なんてないし、親として認められることもない。

親が子供を選べないように、
子供も親を選べない、対等の存在だということを覚えておいて欲しい。

たとえ体格や力や知恵が大人に勝らなくとも、
いずれはその位置に足を踏み入れるのだから。
決して見下していいものではないのに、
そうしてしまう「大人」が俺は嫌いだ。
「大人」にはなりたくない、「大人になった子供」になりたい。

「大人」には、なりたくはない。
posted by ユーキ at 12:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 黄昏 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月27日

零。




「僕にだって分からない事の1つや2つ、あるに決まってる」


「でも僕が思うには人間に分からないものなんてないと思ってるよ」


「ただ”理解しようとする”事を拒んでるだけなんじゃないかって」


「・・・・・そんな難しく言わなくったって「分からんことは分からん」でいいって?」


「そうだね、僕みたいに考える事しか出来ない人間はいつの間にか」


「単純に物事を考えることを忘れてしまっていたのかもしれない」


「考える事に取り憑かれていたのかな?」


「うん、今僕が幸せかどうか?」


「幸せだよ」


「それだけでいいの?」


「ほんと、適わないね、貴方には」


「愛してる」





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posted by ユーキ at 13:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 黄昏 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月13日

癒されない。




最近、物足りなさが増してる一方、何が足りないのかも分からない。
細かい砂を掴んでるような。

何で我慢してるんだろう。オンラインの中でまで。
オフラインでたくさん溜め込んでるから、それをどうにかしたくて、
楽しい事に明け暮れて笑って発散してきたのに。
どうしてまた溜め込んでるんだろう?
結局は何処にも吐き出せないって事なのかな。
まぁ、有害物質だしなぁ。

きっと自分が思ってる中身を全て曝け出したら、
誰も見てくれなくなるくらい醜くなるんだろうなぁ。
予想できるくらいそれがハッキリした形を持っているのが不思議。
形が出来てしまうほど嫌いな自分を溜め込んだのでしょうか。

普通に人前で出す黒い部分は、実際の俺の闇のほんの少し。
きっと誰でもそうだと思う。完全に自分を曝け出せる人なんて居ないはず。
光の差す隙間もないくらいの深淵の闇。音すらも飲み込む深い闇。
見ないふりをしてきたから、こんなにも二面性がハッキリしてしまったんだろうか。
本性なんて人に見せられた物じゃない。恐ろしくて。


あぁイライラが募るばかり。誰とも話したくない。
話したらきっと真っ黒な自分が嘲笑いながらこちらを覗きに来るんだ。
やめてくれ。俺はまともなんだから。おかしくないんだから。
自分が怖い。


誰とも話したくないからと口を閉じて布団に閉じこもったら、
音がない世界があの闇に似ていて気分が悪くなった。
寝る事も許されないらしい。指先が熱い。ジンジンする。
肋骨の部分が痛い。キリキリ痛む。何でだろう?
唇がガサガサだ。血が出てきちゃうね。
リップクリームは?もうないよ。
あぁくそ。

寝る事もままならないならせめてこの痛みと虚無感を殺してくれ。
posted by ユーキ at 22:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 黄昏 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月30日

うずうずするんだ

頭の中を何かが掻き回すように動いてるんだ。
脳みそがぐちゃぐちゃになって液状になったのが垂れ流れるような。
汚物まみれになった自分を自分が笑うんだ。
そこいるのは誰なの?


誰だお前は
どうしてここにいる

俺は誰だ
どうしてここにいる

帰れ どこに?
家に どこの?
元いた場所に
覚えていない

帰ろう どこへ?
早く 待ってよ
急がなきゃ どうして?
帰れなくなっちゃう・・・。



狂ったのは 誰。


戦うフリをしたんだ。フリをしただけ。
本当は逃げたんだ。気付かれないように、でも気付かれてた。

弱い弱い自分を守るのに精一杯。
笑われた。いいんだ。寂しくないよ。平気さ。

夢があれば何処にでも行けるんだ。
そうして壊して殺して生かして今まで狂って笑ってきた。

強くなりたい。思っただけ。
馬鹿みたいに生きているだけ。そうそれがすべて。
人間だから。生きてるから。たったそれだけ。

笑ってください。

そう
それがすべて。



くるりくるり回る花びら。つかんでぐしゃぐしゃにした。
奇麗な色だったのに真っ黒になった、口の中に放り込んだ。血の味がした。

口の中いっぱいの花。
なんだかしょっぱいなぁ。吐き出してみた。

自分の手だった。


笑いながら嘔吐した。指を差されてまた笑った。
息が出来ない。誰か助けて誰か。あああああああああああ。



人 が
あああああああああ。
ばらばら。

踊らなきゃ。歌がないと。誰か歌って。叫び声を代わりに。
くるりくるり回る花びら。つかんでぐしゃぐしゃにした。
奇麗な色だったのに、真っ黒になった。口の中に放り込んだ・・・・・・・血の味がした。


__________________

え?
いや、俺はまともな人間ですよ多分wwww
ただなんとなく。書いてみただけ。
posted by ユーキ at 05:21| Comment(0) | TrackBack(1) | 黄昏 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月20日



真夏日の真っ青な空の下で

氷水の中で冷やしたラムネを飲んだ

しゅわしゅわと泡が口の中に広がって

喉をぴりぴりと刺激した

汗が額を伝って唇に入る

ラムネの味がちょっぴり

しょっぱくなった



季節外れ?
分かってるよwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
posted by ユーキ at 16:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 黄昏 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月17日

君の音を聞いた





君の手のひらは 温かくて 生きてる匂いがした

君の手のひらを 傷つけると 確かに血が流れていた

ゆっくりと とくとくと 小さく 大きく

君は生きている それだけで どうしてこんなに嬉しいんだろう

僕は 君の音を聞くために 生きている







.
posted by ユーキ at 23:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 黄昏 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

日記より




中学1年の頃からちょこちょこつけていた日記より抜粋



――――――――


おはよう GOD 今日の目覚めは最悪だ

ほら見てみろよ 助けを求めてる子羊ちゃん。

あんたが手を差し伸べてくれないと救われねーってさ。

おおGOD 見てみぬふりかい。最悪だ。


人でできた山の頂上 立つのは一人のオロカモノ。

パーティーはまだまだ終わっちゃいないぜ。


おやおやGOD どうしたよ? あんたが主役のパーティーだぜ。

何々?俺に主役の座をくれるって?まさかそんなもったいない!

いいさ 今日は騒ごう。 クルッテ コワレテ オカシクナリソウ。


ねぇGOD さっきの子羊ちゃんとどこへ行くんだい?

おっと野暮なことは聞きなさんな?OKOK、神の仕事はこれからか。

頑張ってくれよ今夜のイヴ、ピルは持った?ゴムはある?

精々病気移されないように気をつけな!


さぁさぁみなさんパーティーはこれからだ!

キチガイどものお集まり!!


―――――


どこの米人だ。(マテ



あーあー・・・なんかなぁ・・・駄目だなぁ・・・。
みんなに1回会っちゃうとさ、また会いたくなってくるわけですよ。
なんかこう、胸の中がもやもやするというか、もにょもにょするというか。
「会いたい」って連呼してます。


会いたい 会いたい 会いたい 会いたい・・・

みんなに会いたい!!!!
切ない切ない。


いつか泊りがけでOFFしよーぜー、温泉宿とかさー。
そんでさぁー大部屋に雑魚寝するんだよ、みんなで。わらわらー!!って。
誰が一番、寝像悪いかランキングつけよーぜ(ぇ

あー、もー、
会いたい。

この一言に尽きる。



posted by ユーキ at 00:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 黄昏 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月18日

いつのまにかそれは過ぎていった





人を嫌うことは
人を好きになるのと同じくらい

難しい


(By.ハーバーランドで捕まえて(フリーゲームの中の文章より抜粋)



俺は誰かとケンカすることはめったにない。
それは俺が学校に行かないこともあるんだけど、
だけど俺はケンカすることがめったにない。

相手を本気で最後まで見たくもないくらい嫌いになることもない。
「そこが彼女の悪い部分」であるだけで。
そこだけを嫌うことが出来ても他は嫌いにはなれない。
人間とは実に器用だと思う。

事実、小学校の頃、からかわれていた男子が今も同じ中学にいるが、
俺からは別に普通に接しているつもりだ。
こちらから挨拶はしないし、係わり合いもしないけど、
プリントが回されたら嫌がらずに普通に配るし、
話しかけられれば俺は対応する。



人を本気で好きになるって事は、人を本気で嫌いになるのと同じくらい、
難しい事なんだって事を、みんなにも分かって欲しい。

誰かとケンカをしたときに、本当に相手のことを嫌いになったのか、
よく考えて欲しい。

自分が意固地にさえならなければ、
仲直りすることは本当にたやすいのだ。


例としていってしまえば、
俺は相手とケンカしたときに、
先に謝ってしまう。

誰かとケンカしたときに、俺のほうからゴメンと謝ってしまうんだ。

そうすると、ちょっと焦ったように、
相手も「自分もごめん」と言ってくる。


どちらかが謝ってきたら勝ちなんかじゃない。

謝ったほうが勝ちなのだということを知って欲しい。


それがどんな理由で誰が悪いとかは関係がない。

何が本当に悪かったのか、
自分達が火花を散らすことで、
周りの空気をどれだけ濁したのかを理解して欲しい。


ケンカは1人じゃ出来ないんです。

相手がいることを知ってください。


相手は自分とは違う人間です。

まったく正反対かもしれない。

その人間を自分の思うとおりに動かすというのは最速無理な話なんです。


自分の何がいけなかったのか、
相手の何がいけなかったのか、
謝ってから考えてみませんか。

そうすると結構、客観的に物事が見えてきます。

相手に言われたことにいちいち腹を立てては仕方がないんです。

自分も悪ければ相手も悪いのに、
どっちが悪いなんて言っていたら仕方がないじゃない。
だって周りの人から見てしまえば、
どっちも悪いんです。

「ケンカ」をする事で、気まずい雰囲気を作り出すことが、
一番悪いことなんです。



けんかなんて、するもんじゃない。
出来るなら言いたいこと言って、お互いを補うことをしなさい。
そのためにケンカするなら大いに結構。
周りを巻き込んで議論しなさい。

それで決着がつくのなら、
一番言い答えを出せばいい。


気分のいいケンカをしてください。



以上、
今日していた喧嘩をみながら思ったことでした。
posted by ユーキ at 19:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 黄昏 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月19日

辛いなぁ


いつまでも夢幻の中で生きていたいと言うのは怠慢でしょうか。
楽しければそれでいいなんて我侭でしょうか。
そうして私は楽なほう楽なほうへと流れていって、
結局何も手に入れることが出来ずに沈んでいくのでしょう。

私は馬鹿だ。
大馬鹿だ。

何一つ出来ていやしない、
何一つ守れていやしないじゃないか。

子供でいられるのも後僅か。
夢幻から引きずり出されるのだ。
あぁなら私の腕を掴む人を、
この鋭く削った鉛筆で刺し殺してしまいたい。

絵を描かせてくれ。
私に絵を描かせてくれ。
囚人が哀願するように細い腕を震わせて泣く。

いくらぐらいの夢を見ましたか。
どれくらいの夢を壊しましたか。
人を裏切りましたか。
人を傷つけましたか。

偉そうに夢を語るだけ語って、
結局辿り着けずに立ち尽くすのですか。
道が塞がれた事に泣くのですか。

道は塞がれたのではない。
自らが塞いだのだ。
自らが好きな物を選んで歩いたから、
結果私は檻に閉じ込められてしまった。

自家製の檻は、誰が作った物よりも固く、頑丈で。
扉も鍵穴もありゃしない。

今頃後悔したって遅いのだ。
今更懺悔したって遅いのだ。
何よりも愚かだった自分を呪う。
何よりも浅はかだった自分を罵る。

こうする事で楽になれるのなら、
どれだけ幸せなのだろう。


嗚呼、私は大馬鹿者だ。
posted by ユーキ at 21:15| Comment(1) | TrackBack(0) | 黄昏 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月10日

ぼく。

きゃあ

あの子の真っ黒な瞳がぼくを見る

少しだけ震えて


なぁんだ

あの子の薔薇色の唇がつりあがる

月明かりに照らされて


びっくりした

少しだけ赤くなった鼻がツンと上を向く

怖かったのかい


ぼくは腕を振り上げる

ただただ上下に腕を振る

彼女の黒い瞳は瞬かなくなった

真っ赤な唇は青くなった

鼻は形を無くしてしまった

ぼくは彼女を抱き締めた

ぐったりとぼくの胸にかかる彼女の重み



あぁ

ほんとに君は

かわいいね




posted by ユーキ at 18:58| Comment(0) | 黄昏 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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